リスニングパワーは、基本的に日本語にはなくて、英語にはある「英語特有の音」にスポットをあててレッスンする教材です。
自分で体感できたことに関しては、自分が感じたことを感じたままに書いていますが、バックに流れている周波数の効果などは私には分かりませんので、ご了承ください。
また、私の表現で、「特殊音」と表現している、音が文中にたくさん出てきますが、全てが同じ音ではありません。
スコットペリーさんが、母音を聞くための・・・とかこの子音の・・とか、場面に応じて、さまざまな音を聞かせてくる感じです。
ここが特徴的なのですが、中には最初のうちは「耳障り」と感じる音があるんですよね。
レッスン1:空港のチェックインを想定した会話を聞き取る
これは、他のリスニング教材のように英語を聞き取るレッスンです。
最初の方にリスニングパワーの聞き方などの説明があり、その後にネイティブ同士の会話が聞こえてきます。
最初のうちはバックに流れている様々の「高い音」が気になり、聞きなれない音なので、不快に感じる人もいるかもしれません。
レッスン2:アメリカ英語と日本語英語のアルファベットが交互に流れる
日本人のアルファベットの発音と、アメリカのアルファベットの発音を聞き分けて、本場のアルファベットの音を覚えるレッスンです。
A,B,C・・・とアルファベットが、ネイティブの発音 ⇒ 日本人の発音がゆっくり聞こえてきます。
次に各アルファベットごとに、日本語英語とネイティブ英語を聞き分けていく感じです。
日本語英語はちょっと極端に感じますが、その分良く比較できます。。
バックに「高い音」は流れていません。
レッスン3:空港のチェックインを想定した会話と英語の周波数がバックで流れる
レッスン1よりも少し小さめの音声で、アメリカ人男女2人の会話が聞こえてきます。
公式サイトによると、バックで英語の周波数が流れてるんだそうです。
バックで常に聞こえている、様々な音がそれだと思いますが、この音がだんだん大きくなって行くので、その音とかぶってしまい全く聞き取れない会話もあります。
これも何かの意図があるのかもしれません。
レッスン4:アルファベットの読み以外の発音を覚えるレッスン
アルファベットの正しい発音は、レッスン2で覚えた訳ですが、アルファベット読み以外にも「音」が存在するので、それを覚えるレッスンです。
カタカナでは表しにくいのですが、「クッ」とか「スー」とか「ンー」とか「オウ」とか「クワッ」など、「息」を強く吐く感じの音がたくさん出てきます。
アメリカ人が話をするときに、いかに息を強く吐いているかということと、アルファベットには複数の音があるということが学べます。
レッスン5:アメリカ英語の母音の音を単語と重ねて覚える
母音の音の後に、その同じ音を含む単語を3つ発音するので、それを延々と聞いて覚える感じのレッスンです。
公式サイトによると、このレッスンのバックでたまに流れている音も、特別な周波数だそうで、母音の音が脳に認識されやすくなるんだそうです。
このレッスンは、何回も聞いていると結構音が耳に残ることは確かです。
効果はわかりません。
レッスン6:母音が連続で流れるのを聞くレッスン
このレッスンを始めて聞いたときには、このCDが不良品かと思って、販売会社に問い合わせをしたのですが壊れてませんでしたww
母音が、音とびしたCDのように連続で流れるのですが、おそらくレッスン5の続きですね。
ラップや、DJがレコードを戻す感じの(スクラッチでしたっけ?)同じ音が何度も流れるイメージです。
イエイエイエイエイエイエイエイエイエイエイエイエイエイ・・・・と、訓練になっているのかかなり心配になりますが、公式サイトによると、周波数を解析するソフトで計算した速度で、母音を連続して発音することで、アメリカ英語の母音の音を脳に新しい音として認識させるらしいです。
このレッスンも、同じ音を何回も繰り返し聞いた後に、その同じ音を含む英単語を3つ言うので、音を単語といっしょに覚えてしまいましょうということなのかなと。
レッスン7:母音が連続で流れるのを聞くレッスン
日本人が苦手と言われている音を、アメリカ人の発音と日本人の発音とを比較するレッスンです。
このレッスンは短めですが、良く聞くカタカナ英語とネイティブの英語とを比較し、違いを脳に記憶させる感じでしょうか!!
レッスン8:カタカナ英語とアメリカ英語を聞き分け「正しい母音の発音」を身につける
このレッスンは、レッスン7の続きですね。
日本語に無い母音の音を脳の定着させるレッスンなので、確かに日本語には無いような音ですが「なんとなく聞いたことのある音」ではあります。
アメリカっぽい音です。
これを曖昧ではなく、しっかりと身につけるのが目的です。
この母音の音はそんなに時間をかけなくても覚えられる気がしました。
レッスン9:日本人には聞き分けにくい「間違えやすい」2つの似た音を明確に聞き分けるレッスン
日本人が「L」と「R」を聞き分けられないというのは有名な話ですが、「work」と「walk」のような、似ている音が入った英単語を交互に聞くことで、聞き分けられるようにレッスンをします。
初心者にはかなり難易度が高く、簡単にはいきません。
音を比較するので、何回も何回も聞くのですが、私はこのレッスンが苦手でした。
最初のうちは、全然区別がつきません。
今でも完璧ではないですが、何度も繰り返し聞けばなんとか聞き分けられると思います。
文脈から予想してしまうこともありますが・・・・
レッスン10:英語耳になるのに必須の「キーサウンド」を身につけるレッスン
それぞれの単語の中に含まれるキーサウンドがはっきりと聞き取れるように注意してリスニングするレッスンなのですが、同じ音が含まれている英単語を続けて何個も聞けるので、英単語と母音を関連付けて覚えることができます。
聞き取るという意味では、何度も聞いていれば分かってきますが、この母音を発音するのは結構難しいです。
何も考えずに聞くというよりは、この英単語はこの母音なんだと考えながら、関連付けて聞くといいと思います。
レッスン11:いろいろな母音の音に慣れるレッスン
女性と男性が交互に、ただひたすら「母音」を発音しているので、それをずっと聞きます。
何も考えずに、ただ聞くだけで良いレッスンらしいので「慣れる」感じでいいのではないでしょうか!!
このレッスンも短めなので、リピートに設定して何度も何度も聞くと良いと思います。
同じ音でいいので、もう少し長めに収録してくれるとありがたかったです。
リピートで対応できますが・・・母音・・大切なんですね。
レッスン12:アメリカにない「和製英語」を正しい英語に直すレッスン
このレッスンはリスニングと直接関係があるか無いかというと関係なさそうなのですが、私達が使っているカタカナ英語は実は日本でしか使われていないものが数多く存在します。
和製英語と呼ばれているものですね。
実は、英語を話すときには、この和製英語がけっこう邪魔になります。
普段何気なくつかってしまっていて、「横文字っぽい」からもともとは英語だろうと思っているもので、アメリカでは通用しないものが結構あります。
フライドポテトとかが良い例なのですが、良く使われるものに厳選して覚えられるようなレッスンになっています。
小休止といったところですね。
レッスン13:日本人が2番目に間違えやすい母音「ih」と「ii」を聞き分けるレッスン
最初のうちは、えーいーえーいーえーいーと聞こえます。
「ih」は「イ」と「エ」の中間ぐらいの音だと言うことですが、これ聞いてみるとなかなか区別が付きません。
「ii」は「イ」に近いそうなので、初めから聞き取れている音でよかったみたいです。
「エー」と聞こえる方を意識して、何度も繰り返し聞く感じです。
難しいですが、何とかなると思います。
ただ、このレッスン・・・・・マジでつまらないです。
レッスン14:連続で流れる母音をバックに「マーフィーの法則」というストーリーを聞き取るレッスン
またまた、母音の連続音を聞くレッスンですが、ストーリーリスニングを同時に行うレッスンです。
母音が連続で、左から右へ、右から左へ流れていくので何だか不思議な感じです。
最初は母音の連続音のみ、しばらくすると、母音の連続音が少し小さくなりバックで流れている中で「マーフィーの法則」を聞き取るレッスンをします。
母音の連続音と同時にストーリーリスニングをするんですが、ストーリーはちゃんと聞き取れますが、最初は母音が気になって仕方ないです。
これも何か意図があるのだとは思いますが・・・公式サイトでは、「母音を聞き取りながら、同時に、話も聞き取るこのドリルは、リスニング力を一歩上に持って行くのに効果的です。」と書いてありました。
「一歩上」という表現がよく分かりませんが、とにかくレベルが上がりそうだって意味だと思います。
レッスン15:アメリカ英語で良く使われる母音「Ah」「Uh」を聞き分けるレッスン
Appleに入っている母音「Ah」と、Up に入っている母音「Uh」の聞き分けレッスンですね。
カタカナで表すと、「ア」と「エ」の中間と、「ア」の違いですね。
これは、私はかなり聞き取りやすい部類の母音でした。
そんなに難しくないと思います。
ただ、エコーがかかっていて何だか変な感じでした。
レッスン16:2つの間違えやすい英単語を聞き分けるレッスン
レッスン9を英単語で行う感じのレッスンです。
最初は違いが分かりにくい(少しは分かります)が、何度も聞いていると確実に聞き分けられるようになっていきます。
ここに出てくる英単語以外でも、音が分かるようになるので、何度も聞いて確実に聞き分けられるようになると、かなり英語が聞き取りやすくなります。
英単語単体で聞き分けるレッスンですが、英文を聞いてもどの音か分かるので、体感できる部類のレッスンだと思います。
レッスン17:聞き取れる周波数の音域を上げていくレッスン
健康診断で、聴力検査のときに聞くような、高い音がどんどん高くなっていきます。
最初は低い音から、だんだん高くなっていくのですが、高音になるほど聞き取りにくいです。
ひたすらこの音を聞きます。
英語は一切流れてきません。
これで本当に音域の範囲が広くなるのか私にはわかりません。
最初に何回音が鳴るとか数えておけばよかったのですが、聞こえなかったところが聞こえるようになったのかどうかは、残念ながら今更確認できませんので、体感と言う意味では、分からなかったとしか言いようがないです。
レッスン18:日本語英語(発音)を矯正するレッスン
日本人が発音した英語を、スコット先生がネイティブの英語に直すというレッスンですが、日本人の発音が「大げさ」というか、、ここまでカタカナ発音をする人は珍しいと思います。
違いをハッキリさせるためなんだと思いますが、ありえないぐらいひどい発音なので、あまり参考になるとは思えませんでした。
私はこのレッスンは軽く聞き流しました。
レッスン19:集中力を鍛えるレッスン
バックで駅の構内放送が流れている状態の中で、数を数えている女性がいます。
たまにアルファベットを言うので、そのアルファベットを書き留めるというレッスンなのですが、これで、集中力が上がっているのかどうかは分かりませんでした。
このレッスンのバックにも、特殊な周波数の音が流れています。
レッスン20:リスニング可能な音域を広げるトレーニング
レッスン17の続きのようなレッスンです。
英語は全く流れずに、聞きなれない音がひたすら流れてきます。
レッスン17のように、この音がどんどん高くなっていくようには聞こえません。
同じような不思議な音を聞くだけでいいらしいです。
レッスン21:キーサウンドである母音の音を聞きなれない音と同時に聞いて脳に定着させる
バックで特殊音が流れている状態で、英語特有の母音を聞き取るレッスンです。
今まで出てきたような、高音と同時に、蚊が飛んでいるような「振動」のような音も同時に流れています。
このCDでは初めて出てくる音だと思います。
この音は最初から聞き取りやすかったです。
レッスン22:特殊音と同時に日本語の会話を聞くレッスン
日本語のアナウンスを聞いてどうするの?
と突っ込みを入れたくなるレッスンです。
バックでは、もうおなじみのあの効果音が流れています。
駅での校内放送を聞くだけで、リスニング力を高めるということなのですが・・・・・
このレッスンが一番訳が分からないレッスンです。
湘南新宿ラインだということは分かるのですが・・・・・