UDA式発音PRO

英語の発音矯正に関しては、英文を聞いてそのまま真似するだけでネイティブの発音を出せる人はこのような教材は必要ないのですが、私の経験からいくと、それだけではまず綺麗な発音にはなりません。

理由はいくつかあるのですが、日本語に無い音の口の形や舌の位置、舌の形などは日本人の私たちには経験したことのない動きなので、脳にその形や息の吐き方などがインプットされていないことが最大の原因です。

なんとなく耳で聞いただけで自分の口から音を出そうとしても、それは自分の耳ではネイティブの発音を発しているつもりでも全く違う音であることがほとんどです。

だからこそ、英語の発音を耳で聞く以外に、繰り返し脳に口の形や舌の位置、息の出し方、唇の振動などを覚えさせなければなりません。

その方法としてはイラストや動画で確認しながら、自分の口を鏡でみて同じになるようレッスンしていくのが一般的です。

それを可能にするのが発音矯正の本や発音矯正教材です。

UDA式発音PROはその発音矯正をするための教材と言うことになるのですが、本屋さんで買える一般的な本で確認するのとどう違うかを交えながら製品をみていきます。

UDA式発音PROの特徴

UDA式発音PROはPCにインストールするPCソフトになっていて、残念ながらWindous版しかありませんので、MACの方はこの時点で30音トレーニングと言うDVDバージョンを選択することになります。

ただし、レッスンできる音の数がDVD版は30音、ソフト版は39音と言う違いがあるので注意が必要です。

また、現状WindowsXP,Vista,Windows7にしか対応していませんので、それ以外のOSの場合は確認したほうがいいでしょう。

価格は、DVD版が8424円（税込み）、ソフト版が10,079円（税込み）です。

公式通販サイトをみてみる　⇒　英語の発音はUDA式発音PRO!

UDA式発音PRO（PCソフト）

 
30音トレーニング（DVD）

レッスンのしかた

基本は口の動きを見る、口の動きと音を覚える、実際に自分で発音するという順番で発音が綺麗になるまで繰り返し行うのですが、PCソフトなので、画面のボタンをマウスでクリックしながら進めていきます。

左右に並んだ動画をクリックして見ながら2つの聞き分けにくい音を比較しながら覚えていくのがUDA式発音PROの特徴で、音声は男性と女性両方の音で確認することが可能です。

どんどん先に進んでいくのではなく、自分が納得いくまで音を比較することができますので、自分のペースで進めていけるのもいいですね。

レッスン時間は基本1レッスン20分になっているので、1日に行うレッスンも明確になっています。

動画は残念ながら小さめで、正面からしか確認できないので場合によっては断面で切られたイラストが載った本なども買い足す必要があります。

音に関してはネイティブスピーカーの綺麗な発音を耳で覚えていくので、本についているCDだろうがPCソフトだろうが変わりませんが、口の形など目で見て覚えるものに関しては、本はイラストや写真、UDA式発音PROのような教材の場合動画で動きを見て覚えることになりますので、どちらにもいいところがあるんですよね。

一般的な本

この両方の良いとこをどちらも取りいれてCGで断面図を動かしているネイティブスピークと言う教材もあります。

もうこの教材は画期的。UDA式発音PROの記事を書いているときにライバル教材のことを書くのはフェアーではないかも知れませんが、この教材はマジでオススメ。

ネイティブスピーク

ネイティブスピークは、動画も大きめで正面以外にも側面の動画も用意されていてかなり良い教材に仕上がっていますが、UDA式発音PROのように似ている音を比較しながら覚えていくスタイルになっていないのと、後述しますが音声チェック機能やリスニングレッスンが入っていません。

ここはよく吟味して選ぶ必要があると思います。

UDA式発音PROには発音をチェックしてくれる機能が付いている

これもソフトならではの機能なのですが、UDA式発音PROにはマイクに向かって音声を発することでその発音が綺麗かどうかをチェックしてくれる発音チェック機能がついています。

この機能はロゼッタストーンにも付いていて、非常に精度が低いのでUDA式発音PROも散々試してみましたが、やはり精度はあまりよくありませんでした。

調整機能が付いていまして、うまく調整することで精度は変わるのですが、ソフトの限界はあります。

人間のようなわけには行きませんので、この発音チェック機能だけで購入を決めると失敗するかもしれません。

ただ、この発音チェック機能にはネイティブの発音の波形と、自分の発音した波形を見比べる機能がついていまして、視覚で発音の違いをチェックすることが可能です。

これを見比べながら波形が近くなるようレッスンしていけば綺麗な発音になるのだと思いますが、実際には全く違う波形でも「すばらしい発音です」と判定されてしまったりするのでこのへんはちょっと微妙です。

ちなみに音声認識エンジンの認識精度については、ご認識についての注意書きがあります。

リスニングのレッスンも付いている

UDA式発音PROには発音矯正以外にもリスニングのレッスンとして、2つのレッスンが用意されています。

発音矯正の教材ですので、リスニング用の教材として使えるレベルではありませんが、リスニングのレッスンもできるのはちょっとお得ですよね。

しかもレッスンできるのは発音矯正をしたターゲット音です。

１．流れてきた2つの音がどちらの音か制限時間に選ぶレッスン

2つの音は発音矯正をしたターゲット音ですが、元々聞き分けることが難しい音の比較になっているので、聞き分けられるようになっていればその音が脳に定着したと考えて良いと思います。

２．4段階スピードの英文を聞き取るレッスン

4段回必要なのかは微妙なところですが、速い速度を聞きとれて損はないので、使い方によっては使えるレッスンになると思います。

まとめ

英会話教室にいくことを考えれば非常に安価に発音矯正ができるのでとてもありがたい存在だと思います。

発音を判別してくれて波形でネイティブと自分の音を比較できるUDA式発音PROを選ぶか、CGで口の中の動きが確認できるもう1つの発音矯正教材ネイティブスピークととても迷うと思いますが、正直どちらも良い教材です。

お金がない人は本屋さんで発音の本を買うのも選択肢の一つに入ってくると思いますが、どれを選ぶにしてもいいところと悪いところがあるので自分が一番重視したいところを選定基準にするといいと思います。

最後に簡単にまとめておきます。

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