分詞

分詞②~過去分詞~

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61.分詞②~過去分詞~

前回の練習問題は、いかがでしたか?

シンプルな文なので、さらりと読めたでしょうか??

ちゃんとした日本語にすると、なんだか返り読みしたくなると思うので前回説明した脳内解釈法を使うために、スラッシュを入れて、まとまりで読んでみましょう。

()内は、頭の中で、次にどんな情報が来るのか予想しているイメージです。

1.Do you know the boys/running over there?

少年たちを知っているか?(どんな少年?)/あそこを走っている

2.The girl /sitting on the bench /is my sister.

女(どんな?)/ベンチに座っている/のは私の姉です

3.The baby /sleeping in the bed /was cute.

赤ちゃん(どんな?)/ベッドで寝ている/がかわいかった。

4.Have you ever seen a running elephant?

走っている象を見たことがありますか?

5.Who is the woman playing the piano?

あの女性は誰?(どんな?)/ピアノを弾いている

いかがでしたでしょうか?

こういった文章は、読む数をこなすと慣れてきます。英語は「慣れ」ですからね!!!!

では、定着のために先ほどの例文で英作文もやってみましょう!

1.あそこを走っている少年たちを知っていますか?

2ベンチに座っている少女は私の姉です。

3.ベッドで寝ている赤ちゃんがかわいかった。

4.走っている象を見たことがありますか?

5.ピアノを弾いている女性は誰ですか?

◇過去分詞

では過去分詞について説明していきましょう。

現在分詞より少しだけややこしいです。

過去分詞も、「名詞を修飾する」ことには変わりません。

違うのは「名詞と動詞の関係性」だけです。

現在分詞では

the sleeping baby は

baby=sleepingの関係でした。

では、過去分詞はどうでしょう。

さて、以前勉強した「受け身」を覚えているでしょうか?

受け身では

The window was broken.(窓が割れた)

など、受け身を表現するのに「動詞の過去分詞形」を使いました。

これで想像がつくかと思うのですが、「過去分詞」が使われている部分は修飾される名詞と、修飾する動詞の関係が「受け身」になっています。

ちなみに、過去分詞の形は、過去ー過去分詞の形の作り方で紹介しましたね。

忘れてしまった方は⇒  【完全保存版】過去形を極める

では、例文を見てみましょう。

1.Look at the broken window.

the broken windowが分詞が使われている部分ですよね。

では、windowとの関係はどうなるでしょう。

The window is broken.

と、なります。

「window」が「壊される」、つまり「受け身」であるという関係です。

broken windowは「壊れた窓」ということになります。

2.I like the picture painted by Renoir.

同じように、分詞が使われている部分を抜き出してみましょう。

the picture painted by Renoir

the pictureとpaintedの関係はどうでしょうか?

そうです、「the picture=絵」が「painted=描かれる」ので、やはり受け身の関係になっていますね。

受け身で文を作れば

The picture is painted

ですね。

では、少し練習問題で読む練習をしてみましょう。

1.English is a language spoken by many people.

2.I bought a used car.

3.This is the doll made in France.

4.I have to read a book written in Germany.

5.I like boiled sausage.

1.English is a language spoken by many people.

Englishとlanguageの関係が「受け身」

英語は言語です/たくさんの人に話されている

2.I bought a used car.

carとuseの関係が「受け身」

私は中古車(使われた車)を買いました。

3.This is the doll made in France.

dollとmadeの関係が受け身。

これは人形です/フランスで作られた

4.I have to read a book written in Germany.

bookとwrittenの関係が「受け身」

私は本を読まなければならない/ドイツ語で書かれた

5.I like boiled sausage.

sausageとboiledの関係が「受け身」

私はゆでたソーセージが好きだ。

★ちょっとややこしいもの

日本語で考えると、受け身なのかどうかが分からない場合があります。

その最たるものが「excite」なので、解説しておきましょう。

では、最初にクイズです。

正しいのはどちらでしょう?

1.興奮する試合
exciting game
exited game
2.興奮した男
exciting man
excited man

解説

excite(興奮させる)、amaze(驚かす)、などの単語は「人を~させる」という意味があります。

ですから、「人が興奮する」場合は「受け身」になります。

ですので、「興奮する試合」はan exciting game(文にするとthe game is exciting)

exciting gameは「(人を)興奮させる試合」ということで、「興奮する試合」という意味になります。

「興奮した男」は an excited man(文にするとa man is excited)

excited manは「興奮させられた男」ということで「興奮した男」という意味になります。

日本語的に考えると、「興奮させられる」なんて変な言い回しですが、英語ではこれが普通になっています。無生物主語の考え方ですね。

では、最後に英作文の練習もしておきましょう!!

1.英語はたくさんの人に話されている言葉です。

2.私は中古車を買いました。

3.これはフランスで作られた人形です。

4.私はドイツ語の本を読まなければならない。

5.私はゆでたソーセージが好きだ。

6.昨日は興奮の試合を観戦した。(観戦=watch)

7.興奮した男が逮捕された。(逮捕された=was arrested)

6と7のみ解答を載せておきます。

6.I watched an exciting game yesterday.

7.An excited man was arrested.

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