接続詞

仮定、条件を表す従属接続詞 if「もしも」

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95.仮定、条件を表す従属接続詞 if「もしも」

今回は、仮定、条件を表す接続詞「if」についてです。

ifは「もしも~なら」という仮定や条件を表す従属接続詞です。

おそらく中学・高校で「仮定法」というものを習って苦戦した方も多いと思います。

仮定法はifが持つ特徴を生かした独特の使い方ですのでこれは高校レベルで単独のテーマとして詳しく説明します。

if自体に、「仮定」の意味があるのですが、ここでは、「文法としての仮定法」については触れませんのでご安心ください(笑)

ifが「条件を表す接続詞」であることと、基本的な使い方をお話します。

例文

If it is fine tomorrow, I will go on a picnic.
(もし明日天気がよければ、ピクニックに行くつもりだ)

Ifは条件を表すので、今までの接続詞と違って文頭で使われることが多い接続詞です。

ほかの接続詞と同様、文頭で使う場合には区切りに,(カンマ)を入れます。

If it is fine tomorrow,
(もし明日天気がよければ、

I will go on a picnic.
ピクニックに行くつもりだ)

前半部分が後半部分を実行するための仮定、条件になっていますね。

if節を後ろに置いてもOKです。

I will go on a picnic if it is fine tomorrow.

ifの注意点

ifは仮定、条件を表す接続詞です。

ifを使った節の中は、時制に注意が必要です。

先ほどの文を見てみましょう。

If it is fine tomorrow,

もし明日天気がよければ、これは明日のことを話していますから、未来のことを言っていますね。ですから

If it will fine tomorrow,

じゃなくていいの?と思った方はいませんか?

これが、ifの特徴的な使い方なのですがifという接続詞の性格上、if節の中は事実ではなく「仮定や条件」についての内容が入ります。

こういった仮定や条件を表すには「現在形」を使います。

if節ではない部分は、そのときの時制を用いますので、ここでは「未来形」

I will go on a picnic.

になっています。

「~かどうか」のif

仮定、条件を表すif、大丈夫でしょうか?

実は、ifにはもうひとつ、「~かどうか」という意味合いでの使い方があります。

whetherという接続詞と似たような使い方をしますが、whetherは高校レベルで学習するため、ここではifについてだけ説明します。

「~かどうか」の意味で使うifは、節の中が現在形という法則があてはまりません。

I wonder if he will come to the party.
(彼はパーティに来るのかしら)

Her mother asked me if I wanted something to drink.
(彼女のお母さんは何か飲み物がいるか私に聞いた)

ifの見分け方

ifの用法が2種類もあると、見分けるのが大変ですね。

ですが、使い方に特徴があるのでどちらのifか見分けることは可能です。

「~かどうか」のifは名詞節となり、動詞の目的語として作用するので、それ単体では意味が不十分です。

if節だけを取り出すと

if he will come to the party
(彼はパーティに来るか)

までの意味ですから「彼が来るかどうか疑問」という意味にはなりませんよね。

一方、仮定、条件の節を作るifは、副詞節になるので、主となる文を修飾するものとなるため、その中の節単体で意味をなします。

If it will fine tomorrow,

明日天気がよければ・・・ですよね。

また、先ほどお話した用法でも見分けがつきますね。

仮定、条件のifは、未来のことであってもif節が現在形になっています。

「~かどうか」のifは、未来のことであれば未来形で書きます。

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