この本は英語学習法に迷っていたときに、ふら~と入った本屋さんで手に取った本です。
もちろん立ち読みしてから購入しましたが、著者がサバサバしているというか物の言い方がストレートなのでつい購入してしまいました。
私的にはモチベーションもかなり上がったし、ためになったところがたくさんあるので個人的に好きな本ではありますが、英語の最短学習法が書かれているのか?と聞かれればそうではないです。
新たな英語学習方法が書いてあると期待している人は買わないほうがいいと思います。
内容のほとんどが、ある程度英語学習暦がある人ならほぼ経験しているであろう英語学習法についての評価や、著者なりの意見、英語ガイドとして長年経験したことからのアドバイスのような感じです。
基本と英文法をしっかりとマスターすることが重要だといって言るのでかなり正統派の学習法を聞かされると思ったほうがいいですね。
結論から言うと「努力と根性でたくさん詰め込め!!」と言っているようにも聞こえるのですが、道に迷った人は一度読んでみると何か得るものはあると思いますし、英語を使用して仕事をする立場から体験談を教えてくれるのでこれが生の意見だと思えば興味深いはずです。
私はこの本を購入して、1時間程度で一気に読み終えてしまいました。
話が上手ということもあるのですが、確認しながら読むような内容ではないので一気に読んでしまえます。
著者はかなり苦労して英語を身に着けたのが分かるので、「やはり語学に近道はないか!!」と思えるような内容ですが、通訳ガイドになるほどの英語力を得たいならそのとおりかも知れませんね。
語学学習に画期的な手法などないと分かる
私の印象ではこの本はただの体験談なので読んだからと言って英語力が上がるわけではありませんが、著者の体験を元に「基礎をしっかりと身につけていきましょう」、「どんどん頭に詰め込んで行きましょう」と言う学校の英語学習スタイルを強く押してるので、語学学習に画期的な手法など無いと認識させられます。
それどころか一般論として良いと言われている英語学習方法までバッサリ切り捨てているレベルでとにかくつ詰め込み学習を推奨しています。
語学に近道は無いと言うことを再認識できる本ですので近道をしないことが最短なのだと言いたいのだと思います。
570円だったので読んでみてもいいかもしれません。
ちなみに苦労して勉強しろという話なので、モチベーションが下がる人もいるかもしれません。
私は上がりました。