完了時制の応用編

過去完了形・過去完了進行形

Pocket

137.過去完了形・過去完了進行形

さて、次は過去完了形・過去完了進行形について勉強しましょう。

過去完了形

現在完了形が「過去から現在の間」を表すのに対し、過去完了形は「過去のある時点からそれよりももっと過去のある時点」を表すのに使います。

ややこしいですね~。

時間軸を絵にするとこんな感じです。

過去に視点がある時制ですね。

実際の例文を見ていけば、徐々に分かってくると思います。

過去完了形の作り方

過去完了形の作り方はとっても簡単です!!

had+過去分詞

だけです!!

作り方はとっても簡単ですが、使い方がなかなか難しいのがミソですね。

では、使われ方について説明していきましょう。

過去完了形は、現在完了形と同様に

1.完了・結果

2.経験
3.継続

の3パターンの意味合いで使われます。

順番に説明します。

1.完了・結果

まずは完了・結果です。

「~したときには、~し終わっていた」のような使われ方をします。

現在完了形と比較しながら、例文を見てみましょう。

【現在完了形】
The show has finished.
(ショーは終わってしまった)
【過去完了形】
The show had finished when I arrived at the theater.
(私が劇場についたとき、ショーは終わってしまっていた)

となります。

「私が劇場についた」のが過去のある一点で、ショー自体はそのときにちょうど終わってしまっていたのです。

図で表すとこんな感じです。

お分かりでしょうか??

ちなみに、この例文のように、「過去のどの時点に視点が置かれているか」(ここでいうとwhen I arrived at the theater)が明記されない場合には、過去完了形は使わず、単純に過去形を使います。

2.経験

次は経験です。これも現在完了形と比較して見てみましょう。

【現在完了形】
I haven’t riden a bycycle.
(私は自転車に乗ったことがない)
【過去完了形】
I hadn’t riden a bycycle before I entered elementary school.
(私は小学校に入るまで自転車に乗ったことがなかった)

これは、小学校に入るまで、という過去の条件つきで、それ以前は自転車に乗ったことがなかった、という継続の意味になります。

つまり、言い換えれば、小学校に入って、初めて自転車に乗ったということです。

3.継続

3番目は継続の意味合いです。

過去のある時点まで継続していた、という意味合いになります。

【現在完了形】
I have played football for five years.
(私は5年間フットボールをやっています。)
【過去完了形】
I have played football for five years before I came back to Japan.
(日本に戻る前に、私は5年間フットボールをやっていました。)

現在完了形だと、過去から今までに焦点があたるので、今の時点で5年間やっている、という形で使います。

一方過去完了形だと、「日本に戻る」過去の時点で、5年間フットボールをやっていた、という形で使います。

過去完了進行形

もうひとつ、過去完了進行形も説明してしまいましょう。

過去完了進行形も、作り方は簡単です。

had+been+~ing(動作動詞)

です。

※進行形にはlike,knowのような状態動詞は使えません。

過去完了進行形は、過去のある時点に視点を置いたときに、そこまで動作が継続していたことを表すときにつかいます。

例文を見てみましょう。

I had been running for 30 minutes when I found the convenience store.
(コンビニを見つけたときには、すでに30分も走っていた)

過去のある時点に焦点をあてて、そのときまでに何かの動作が継続していたという意味合いの文になります。

Pocket

コメントを残す


優良教材をお探しの方へ 有名16教材から3つだけ厳選しました

英会話をしたいなら

コストパフォーマンス最高で返金保証付きの初心者用優良教材 ⇒ Hapa英会話公式サイト

英単語を覚えたいなら

「語源+イメージ記憶動画」で語源を視覚的に理解する記憶術 ⇒ ミリオン・ボキャメモリー公式サイト

英語が聞き取れるようになりたいなら

中級者以上の方で根性のある方に選んでいただきたい一品 ⇒ 1000時間ヒアリングマラソン公式サイト

発音を直したいなら

口の中の動きををCGで確認できる発音矯正の頂点に立つ教材 ⇒ ネイティブスピーク公式サイト