49.動名詞の基本
不定詞が分かったところで、次は「動名詞」です。
「動名詞」とは、「動詞を名詞っぽくしたもの」です。
基本的には動名詞とは
動詞+ing
で名詞と同じ使い方ができるものです。
動詞+ingといえば、つい「現在進行形」を思い浮かべますが形は同じでも、使い方が違いますので現在進行形とは切り離して考えてください。
動名詞とは、たとえば“wait”(待つ)という動詞を“waiting”にして「待つこと」と名詞になったものです。
動「名詞」ですからこれは「名詞」で、名詞と同じように使えます。
Studying English is easy.
英語を勉強することは簡単だ。
はい、ここまでは簡単ですね。
「動名詞」分かりましたか??
さて、先ほどの文。
Studying English is easy.
あれ?似たような文を最近見ませんでしたか?
そう、「不定詞」でも同じような文がありましたね。
To study English is easy.
不定詞の名詞的用法でも「似たような」意味の文を作ることができます。
動名詞と不定詞は、「似たような」ものですが「まったく同じもの」ではありません。
I like playing the piano.
I like to play the piano.
これ、どちらも「私はピアノを弾くのが好きだ」です。
◇不定詞と動名詞
さて、ここまで「不定詞と動名詞は似ている」という話をしてきました。
次は「似て非なるもの」であることを説明します。
★不定詞しか取らない動詞、動名詞しか取らない動詞
あえて不定詞では説明しなかったのですがなんと「不定詞しか取らない動詞」と「動名詞しか取らない動詞」というのが存在します。
○I want to be an actor.
×I want being an actor.
“ want ”は「不定詞しか取らない動詞」です。
×I finished to read the book.
○I finished reading the book.
“ finish ”は「動名詞しか取らない動詞」です。
はい、ややこしいことが出てきましたね(笑)
でも、きちんと説明するから大丈夫ですよ!!!!!!
今回は「動名詞」の役割と形だけ覚えれば大丈夫です。
次回はしっかり「不定詞と動名詞の使い分け」について説明します!