94.理由を表す従属接続詞 because
前回まで、時を表す接続詞、when,before,after,while,untilを勉強してきました。
今回は、理由を表す接続詞 becauseについて説明します。
becauseは主節の「直接の原因、理由」を表します。
I am hungry because I didn’t have breakfast.
(私は朝ごはんを食べなかったので、お腹がすいている)
さて、それでは接続詞の前半と後半に分けてみましょう。
I am hungry (お腹がすいている)
because (なぜなら)
I didn’t have breakfast.(朝食を取っていない)
後半部分が、前半の理由となっています。
becauseも従属接続詞ですので、because+主語+動詞~という形で使います。
文頭でもOK
通常、becauseは文中で使いますが、文頭で用いることもできます。
その場合は,(カンマ)を使います。
Because I didn’t have breakfast, I am hungry.
となります。
becauseの注意点
becauseは従属接続詞ですので、単独で使うことはありえません。
しかし、あたかも単独で使っているように見えることがあります。
Why were you absent from school today?(なぜ今日学校を休んだの?)
Because I was sick.(病気だったから)
のような場合です。
この場合は、Why~(なぜ)の問いに答える形でbecauseから文が始まっていますが正式には
Because I was sick(, I was absent from school)
もしくは
(I was absent from school)because I was sick.
となり、実は“I was absent”が省略されているのです。
問いの内容と重複するので、ここは省いてしまうのです。
ですから、問いかけの答えとして
Because I was sick.
のような文はありえるのですが、脈絡もなく唐突に、becauseだけの文を使うことはありません。
ここは注意点です。
it is because~は便利
because単体で文を作ることはありえないと説明しましたが、理由を付加したいということで「~だから。」という文を作りたい場合はどうしたらよいでしょうか?
その場合には
it is because~
that is because~
などが便利です。
I was absent from school today. That is because I was sick.
(今日学校を休んだ。なぜなら病気だったから)
のように使います。
前置詞的に使えるbecause of
becauseは基本的に、節(主語+動詞)と共に使います。
ですが“because of~”で、後ろに名詞を置くことができます。
I was absent from school because of my sickness.
(病気のせいで学校を休んだ)
のように使います。
because ofはこの2語がセットで「複合前置詞」などと呼ばれますがその名のとおり「前置詞」としての役割をします。
これも前置詞のところで説明しますね。
従属接続詞because