20.助動詞 shall、should、would
助動詞、たくさんありますね。
これが基礎編最後の助動詞になりますので、がんばってください。
★助動詞 shall
“ shall ”は、疑問文で
「~しましょうか?」という提案や、
「いっしょに~しませんか?」と勧誘の意味を表します。
1)~しましょうか?
Shall I open the window?(窓を開けましょうか?)
2)いっしょに~しませんか?
Shall we play tennis?(一緒にテニスをしませんか?)
これはほとんど定型で使うので、このまま覚えてしまいましょう。
★助動詞 should
“ should ”は、もともと「shallの過去形」でしたが、今は一人歩きしていますので別の助動詞と考えたほうが良いです。
意味としては「~すべき、~したほうがよい」という意味ですが、“ must ”や“ have to ”よりは意味合いが弱いので、日常会話でよく使われます。
You should watch tonight’s TV program.(今晩のテレビ番組は見るべきだよ)
他にもいろいろな用法がありますが、ここではこれだけ覚えておけば大丈夫です。
★ would
もともとは「willの過去形」ということでしたが現在は1人歩きしているため、「willの過去形」で使われるのは「時制の一致」で使われる程度です。
※(そもそも、未来形の過去形って変ですよね・・・?)ですので、「willの過去」という覚え方はやめましょう。
用法としては何通りかあります。
1)「こうだったらうれしいな」という状況や行動を伝えるとき
I would be very happy if you join our team.(私たちのチームに入ってくれればすごくうれしいんだけどな)
慣用句で「ぜひ~したい」という意味で
I would like to 動詞の原形~
という使い方があるので、ぜひ覚えておいてください。
ちなみに
I would = I‘d
と省略することが多いです。
I‘d like to go to India.(私はインドに行きたいです)
このI’d like to~は海外旅行では必須フレーズです。
もっと強い願望のときは、「love」を使います。
I’d love to live by the ocean.(私は海の近くに住みたいです)
「~したい」なら「want」を使えば?
と思うかもしれませんが、“ want ”は、割と欲望に忠実な表現というか、ガツガツした印象があるようなので、カジュアルな場面では問題ないですが、通常の大人の会話では「I’d like to~」を使うほうがスマートかと思います。
2)Would you~?で丁寧な依頼を伝えるとき
Would you open the window?(窓を開けていただけませんか?)
Could you~と似たような感じですが、Would you~は、相手がそれを出来ると分かっている ときにCould you~は、相手がそれを出来るかどうか分からないが ・・・というニュアンスの違いがあります。
3)willの過去、時制の一致で使う
I think it will rain.(雨が降ると思います)
↓過去形に
I thought it would rain.(雨が降ると思いました)
4)過去の習慣を表すとき
“ often ”などと一緒に、「昔はよく~したものだ」という意味を表します。
We would often have coffee together.(昔はよく一緒にコーヒーを飲んだものだ)